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繋がった孤独
写真(2)


久しぶりの更新。
最近は、sai vol.7発行に向けて着々と取材を重ねる日々です。

ここ半年間、さまざまな縁に恵まれ、たくさんの方とお会いしてきました。
今日は、その中での気づきについて話したいと思います。

「繋がった孤独」
アーミー・デッカ氏の展覧会のタイトルです。
LIBERTINESの記事で読んだキーワードなんですが、
まさにここ半年間で感じていたことを言い当てていたので、
そこを起点にして、sai の話をしたいと思います。

Twitterやっていて、現実の対話(目の前の人の機微を感じとってお互い話す)と、
twitter上での@を通じてのやりとりの差異があいまいになっているように感じます。

これはほんの一例ですが、現実での対話ではとてもおとなしい方が、
twitter上では、過激なつぶやき、日常の切り売りを行い、
それを面白がってフォローする人が2000人を超える。

2000人以上の人と繋がった気になる。
その2000人に求めだす。
これはとても危険なことのように思うのです。

誰でも繋がれるソーシャルな場があるからこそ、
それをどう利用するかは、自分次第です。

時々、怖くなるのは、欲望の裂け目みたいな空間がTL上に見えたとき。
TLは自分自身の映し鏡ですから(自分が好んで選んだフォロワーたち)
自分の裂け目をみているように思うのです。

一方、ソーシャルな場があるからこそ、
反比例的に、リアルな対話をできる場の価値が
あがってきているように感じます。

だからこそ、sai ではおいしいものそのものではなくて、
おいしいものが、なぜおいしいのか、
店主の思いや、こだわりに付随した物語の裏側を丁寧に伝えたいんです。

そういった部分は、自分自身があるお店を好きになって、通って、
常連さんになって徐々に知っていくことです。本当は。

知るという部分においてのみは、情報が、
その過程をつぶさに飛び越えられますが、
物語の部分は飛び越えられないと思うのです。

初めてのお店に入ったり、店主の方と話すのって、
ちょっと勇気がいりますよね。
だから、sai はそこにフックをかけたい。

sai で紡いだ物語がお店の方と関係を紡ぐうえで、
きっかけになることがあったらいいなと心から思います。

次号のsaiの特集は「食」。
一度、集大成です。
お楽しみに。



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saiについて | 08:16:50 | トラックバック(0) | コメント(2)